2008年度社団法人栗原青年会議所 理事長所信
2008年度社団法人栗原青年会議所
理事長所信
2008年度理事長 佐 藤 浩
1971年「栗原はひとつ」を基本理念に掲げ、高い志を持った先輩たちによって(社)栗原青年会議所は設立されました。以来37年間にわたり、明るい豊かな社会の実現に向かって、様々な社会問題や地域の課題に果敢に取り組み、住民と共に歩んでまいりました。多くの先輩諸兄が栗原のために流した尊い汗とこぼした感動の涙によって少しずつ積み上げられてきたものを、私たちは未来への夢を抱き、更なる理想を追い求めることによって受け継いでいかなければなりません。
地方分権という名のもとに風が吹き、過ぎ去っていったかのように感じます。そしてその風は、私たちの住むこの栗原においても、2005年4月の10ヶ町村合併による栗原市誕生という形で新しい時代の始まりを告げていきました。いよいよまちは独自で考えて行動し、結果を出していかなければならない道を歩み始めたのです。傍観者になることなく、自分たちの意思のもと、様々な連携をしながら豊かなまちを創り上げていく。そのような姿を少しでも早く現実的なものにしていかなければなりません。今の時代だからこそ私たち(社)栗原青年会議所が、栗原に必要なもの、そしてこれから必要とされるものをしっかりと見据え、提言し、その実現にむけて市民の力を結集し、真に自立した地域の確立にむけて挑戦していかなければならないのです。
これからの栗原の未来を考えたとき、すべては人であると思います。地域住民がどれだけ真剣に、どのようにまちの為に行動していくかだと思います。日々の生活が経済的に、物質的に豊かになったといわれていても、すべての住民が必ずしもそのような豊かさの中で暮らしているとは限りません。より不便になったと感じながら生活している人も少なくないのではと考えます。そして、そのような中においてこそ、より心豊かな社会が具現化されていく必要があるのです。相手を思いやる純粋な気持ちから始まり、人と人とのふれあいを大切にしながら、今ある垣根を取り払っていく。誰かのために、そしてまちのために私たちが思い描いたものを形にしていく。それが「ユニバーサルデザイン」を描いていくということなのです。
ユニバーサルデザインとは、ユニバーサル=普遍的な、全体の、という言葉が示しているように「すべての人たちのためのデザイン」を意味しており、文化・言語の違い、老若男女といった差異などにかかわらず、最初からできるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインすることをいいます。そして、私たち(社)栗原青年会議所は同じ目線で市民に語りかけながら、これからの栗原を、そこに住む誰でもが参画し主役になれるまちへと描いていきます。
次世代を担う青少年が夢と希望に満ち、心豊かにたくましく成長することは皆の願いです。しかしながら今の子供たちは、人との交流が希薄になり良好な人間関係を形成できず、人とのコミュニケーションがうまく取れなくなることが多くなってきたように感じます。家族や友人だけではなく、様々な人と交流する機会を増やしてあげる事により、他人を思いやる気持ちや、お年寄りを敬い幼い子供を慈しむような人間性を育んでいきたいと考えます。
また、大人も子供も共通であり、大きな問題である地球環境に対しての研究をともに行うことで、自分たちが住む地球や栗原への関心をさらに深めてもらい、環境への取り組みにも、一人ひとりの思いやりが必要であるということを伝えていきたいと考えます。
2008年は公益法人制度の改革元年です。青年会議所を含む全ての公益法人が「公益性」を有するものと「一般」との二つに分類されることとなりました。そこで、(社)栗原青年会議所は「公益社団法人格」の取得を目指してまいります。それにより「真の公益性」が以前にも増して問われることになります。これからは様々な目的を持ち活動する団体と共存しながら、存在意義を確立し地域の人々に信頼され理解され、必要とされる団体を目指していかなければなりません。そのためには、制度に対する表面的な対応ではなく、青年会議所本来の意義を改めて理解し、例会や事業の在り方についてより真剣に考えていく必要があります。
青年会議所活動において一番大切なことは、青年らしい情熱、青年らしい若々しさを失わないことではないかと考えています。地域のために何かをしてあげたい、みんなのために何かをしてあげたいという純粋な気持ちを素直に表現していくことがすべての活動の源ではないでしょうか。けっして他人からの押し付けではなく皆に喜んでもらいたいとういう素朴な気持ちから栗原をますます活気溢れる地域にしていけたら本当に素晴らしいことだと思います。活動を通して心を育み、自分を磨き、良き友に出会えたら本当に素晴らしいことだと思います。
志を同じくする熱い仲間たちと、自然あふれる栗原の中で共に歩き出していきましょう。
誰でもが主役になれるまち、未来の栗原の為に。
理事長所信
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